ストーリー

 

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  緑が生い茂り、花は咲き乱れ
  そして、春の妖精達が舞い踊る麗らかな季節は過ぎ去り
  幻想郷には、夏の厳しい日差しが降り注いでいた。
 
  その日差しは例外なく幻想郷中に降り注ぎ
  そこに住む人間や妖怪、延いては神様すらを悶えさせていたが
  幻想郷では今、新たに妖怪達を悶えさせる現象が起きていた。
 
                 −霧−
 
  視界を霞ませる程の濃霧が、再び幻想郷中を覆ったのだ。
 
  しかし、かつて起こった紅霧異変とは異なり
  霧の色が違えば、日光を遮る程のものでもなく
  また、それにより苦しめられていたのは「妖怪」だけであった。
  妖怪のみが倦怠感や発病を訴えたのだ。
 
  これは新たな異変なのか…?
  苦悶の声が響き渡る中、今、幻想郷が動き出す。